toggle
2014-08-01

シャツの襟の黄ばみ

今日から8月ですね。

ますます暑くなる季節がきました。

ここのところ、昨年に着用したまま保管してたら、黄ばんでしまった!
という商品が多数入ってきます(>_<)

汗は、かいた時は透明ですが、後になってから黄ばみのシミが浮き出してくることがあります。

主に、汗の成分の99%が水分で、残りは塩分やタンパク質などとなっていて、水分は問題ありませんが、塩分やタンパク質などが、長期間保管することによって、黄ばみの原因を作ってしまいます。

また、汗をかいたことによって、皮脂汚れも汗と一緒に付着してしまい、黄ばみの原因となることがあります。

肌着は、毎日洗濯するのに、洋服も、同じ汗をかいているのなら、早めにクリーニングすることをオススメいたします!

10588714_685074328238026_663384384_n

今回の事例のでは、黄ばみ汚れがキツく、また漂白処理を強くしてしまうことで、地色や生地が劣化するおそれがあります。

最終的には、染色補正で処理いたしました。

こうなると、かなりの重症と言ってもいいくらいですが、このような商品があった場合でも、お気軽に信州長染会のお店までご相談ください。

投稿者プロフィール

㈱ファッションケアー明和 小池 正樹
衣類のシミやトラブルを解決しながら、可能な限り元の状態に復元することを信条とし、自身のクリーニングの知識や体験を踏まえ、お客様のみならず同業他社からも依頼がある。
全国で80人ほどしかいない京技術修染会の修復師の資格を持ち、また全国で10人ほどしかいない京技術修染会の認定講師試験に合格し長野県では初の資格取得者。
The following two tabs change content below.

㈱ファッションケアー明和 小池 正樹

衣類のシミやトラブルを解決しながら、可能な限り元の状態に復元することを信条とし、自身のクリーニングの知識や体験を踏まえ、お客様のみならず同業他社からも依頼がある。 全国で80人ほどしかいない京技術修染会の修復師の資格を持ち、また全国で10人ほどしかいない京技術修染会の認定講師試験に合格し長野県では初の資格取得者。
関連記事