コーデュロイズボンのスレ…のご相談

画像①

今回は、長野県茅野市 小池ドライクリーニングの小池文人(こいけふみと)が、事例(画像①)を担当させて頂きます。今回のご相談は、私ども長野県のお隣、岐阜県からのご相談。濃紺のショートパンツに汚れがついてしまい、洗剤などを使って擦ってしまったところ、色が薄くなってしまったとのことでした。

濃い色の綿ズボン、コーディロイズボンは、“コール天” “ビロード”とも呼ばれ、起毛素材と言われる細かな毛を立たせて作っている生地です。そのためスレなどによって色が白くなってしまう“白化(はっか)”を起こしやすいものの一つです。(画像②)

画像②

 

お客様もお困りだったのか、抜けた部分をボールペンで修正されたようですが、余計に色に違和感が残り、何となく黄色く目立ってしまったそうです。
黒いボールペンは、各メーカー、種類によって作り方が違い、様々な色や染料を混ぜって作っていることが多く、生地の色と系統が違う黒が入ってしまうと余計に違和感を出してしまいます。今回はどうやら黒いボールペンの中の黄色が邪魔をして、スレが余計に目立ってしまったようですね。

 

メールなどで何度か対応をご相談させて頂き作業開始。まずは違和感を出しているボールペンをシミヌキし、限りなくその色がなくなったところで、生地と同じ色を入れて修正させて頂いています。コーディロイズボンは毛の立っている部分が特に色が入りにくいので、何度が色を馴染ませながら、違和感の無いように何層にも分けて色を入れていきます。何とか元の状態に復元完了です。(画像③)

画像③

 

「かなり綺麗になって…ありがとうございます」…納品後お客様からお礼のメールを頂きました。ネットなどのご相談、お客様のお顔も見えないので、品物を通して、お客様とコミニュケーションを取り合いながら、喜ばれる姿を想像しながらの作業です。少しでもこのようなご返事を頂けると本当に嬉しいかぎりです。

The following two tabs change content below.
小池ドライクリーニング 小池 文人
一点一点心を込めて仕上げます。復元加工、復元仕上げ、アクアクリーニング、お直し、衣類のトータルケアのお手伝い。愛称は「茅野のクリーニング屋フミットくん」

関連記事