昨年、僕のある講演を聞きに来てくださった方から

メールを頂きました。

 

●●の講演会を聴きにいき洗濯に熱い思いがあるのを感じました。

34年前出産祝いにもらった、子供用毛布がとてもかわいくて、

今も子供が車通勤のとき、ひざ掛けとして使っていますが、

だんだん黄ばんできたので、この黄ばみはどのようにしたら

きれいになるでしょうか。

 

 

長年使用しているので、見せて頂くと

所々、繊維がやせてうすくなっている箇所も。

また、お客さまのお話では、おそらく34年間一度も洗っていないとのこと。

IMG_7401

 

 

思い出のつまったものを洗わせて頂く時ほど

クリーニング屋冥利につきます。

同時に、この世に代わりのないアイテムとなるので

緊張もし、身が引き締まる思いで作業します。

 

今回、 部分的な汚れに対して染み抜きをしたあと、

全体の黄ばみを落とす作業をさせて頂きました。

仕上げまですべて手作業で行い、

34年分の思い出が詰まった毛布を心をこめて洗濯をしました。

 

 

後日お客様からメールを頂きました。

 

先日、34年間愛用していた毛布の洗濯の

 依頼をお願いした●●と申します。

 この度は、毛布を綺麗にして下さり

 本当にありがとうございました!!

 しかも、トリートメント加工までしていただいて

 以前よりうんと肌触りがよく、

思わず頬ずりをしてしまったほどです。

 輪じみをつけてしまった箇所も全く目立たず、

 もう落ちない汚れだと思って諦めていたので

 なおさら感動しました。

 これからもずっと大切に使っていこうと思います!

 本当にありがとうございました。

 

 

 

僕達の仕事は、「思い出を守る仕事」だと思っています。

 

ずっと大切にしたい思い出がある衣類、

ぜひお任せ下さい。

 

 

 

 

投稿者プロフィール

中村 祐一
中村 祐一