今回は襦袢の衿の変色です。
衣類には肌に触れる部分と触れない部分がありますが、汗などによる変色が起きやすいのは、当然肌が触れる部分です。
クリーニングで汚れを綺麗に洗い流しておけば問題ないのですが、一度着ただけだから・・・となりやすいのが着物です。

しかし、そのままにしておくと汚れが変色となって、洗っても取れなくなってしまいます。

2014042301

こんな感じですね。

こうなってしまったら、クリーニングではなく復元加工を施します。

2014042302

変色が綺麗に無くなりました。
でも、本当のことを言えば、こうなる前にクリーニングと染み抜きで変色を抑えてしまうのが一番です。
どうしても取れない変色に変わってしまった時は、諦めずに近くの信州長染会のメンバーのお店へご相談くださいね。

復元加工代 1,500円(税別)

投稿者プロフィール

(有)クリーニング黒岩 近藤 義之
(有)クリーニング黒岩 近藤 義之
長野県須坂市のクリーニング店5代目として、日々様々な衣類のシミと向き合っております。 違いのわかるクリーニングを目指し、どのような衣類のシミも全て全力で向き合わせて頂きます。