白いパンツを持ち歩いていたところ、バッグの中で朱肉のフタが開いてしまいコロコロとしてしまっていたそうです…
そのお話をお聞きしているだけで、そのパンツを見た時の、お客様のゾッとした気持ちが、こちらまで伝わってきました(>_<)
幸いにも、お客様ご自身でこのままの状態でお持ち込みいただきましたので、キレイにシミを取ることが出来ました!
シミが付いてしまうと、どうしても何とかしてしまいたくなる気持ちはわかりますが、シミにもいろいろな特徴があります。
例えば、今回の朱肉の主成分は、銀朱(硫化水銀)と油脂、ロウなどからできており、中に含有されているものから判断し、繊維に合わせた適切なシミ抜き剤をチョイスし染み抜きを行うことで、繊維に対してのダメージをできるだけ抑えて染み抜きすることができます。
もし、どうしてもご自身でシミを触りたくなってしまう時でも、お近くの信州長染会のお店に相談してみてください(^_^;)
染み抜き代金 1,000円(税別)
投稿者プロフィール

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衣類のシミやトラブルを解決しながら、可能な限り元の状態に復元することを信条とし、自身のクリーニングの知識や体験を踏まえ、お客様のみならず同業他社からも依頼がある。
全国で80人ほどしかいない京技術修染会の修復師の資格を持ち、また全国で10人ほどしかいない京技術修染会の認定講師試験に合格し長野県では初の資格取得者。
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