今回はオーバーについた黒いシミです。
実は、お客様が着用中、他の人が持っていた火の着いたタバコがこちらの商品についてしまったらしく、少し焦げてしまっています(>_<)
黒いシミは、タバコの灰ですが、黄色いシミは、コゲの可能性が高いです。
繊維が焦げてしまった場合、元の状態から変質(燃えて生地が変化)している可能性もあり、あまり無理な処理を加えると、ボロっと穴が開いてしまう可能性がありますので、繊維の状態を見ながら慎重に作業を進めました。
このような場合でも、決して無理な処理をせず、お近くの信州長染会のお店にご相談ください(^-^)
投稿者プロフィール

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衣類のシミやトラブルを解決しながら、可能な限り元の状態に復元することを信条とし、自身のクリーニングの知識や体験を踏まえ、お客様のみならず同業他社からも依頼がある。
全国で80人ほどしかいない京技術修染会の修復師の資格を持ち、また全国で10人ほどしかいない京技術修染会の認定講師試験に合格し長野県では初の資格取得者。
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