今回の事例は、「これ以上落ちません」と言われたネクタイのシミ抜き事例です。
クリーニング屋さんによっては「これ以上染み抜きすると生地を傷めます」とタグが付いて戻ってくるところもあります。
が、このタグがついていても落とせる可能性、実はあります。
というのも、多くの人はクリーニング屋さんはどこでも一緒だと思っていますが、
実はお店によって形態や考え方が違うので、シミへの対応力が変わるからです。
以前にも書いたことがあるのですが、
クリーニング屋さんには、神技外科医のような人から、
チェーンのマッサージ屋さんの店員さんみたいな人までいます。
今回の様な場合は、外科医のいるお店できちんと手術をしてもらう事が大事です。
でも、今回の場合マッサージ店に手術をお願いしてしまって不調が治らなかったような事例です。
服についたシミは、体で言えば悪性腫瘍のようなものなのです。
マッサージ店へ行って、腫瘍の摘出手術とかお願いしないですよね(笑)??
シミが落ちないクリーニング屋さんがあっても・・・
シミが落とせないことが悪いのではなく、
お店と、服の症状とのミスマッチが起こってしまっていることがマズイのです。
一目見て、「服に対してどういう施術内容をするお店なのか?」が、
一般の人にわかりにくいことが我々の業界として問題であると思っています.
ですから、「服の手術」を得意とする者として、
我々はこのサイトで、「一着でも多くの服を救えるよう」日々発信を続けています。
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