今回の事例は畳んで仕舞っておいたトレーナーを着ようとしたら変色していたという事例です。
仕舞っておくと変色していたという事例は何度も投稿されておりますが、今回は畳んだ線に変色が起きてしまったという事例です。
白い部分に黄色い変色が見えます。どうやらこの線にそって畳んでおいたら、このような線が付いてしまったとの事です。
様々な原因が思い浮かびますが、例えば畳んでおいた服の上と下に、洋服がしっかりと重なっていれば、その部分は大きく空気と触れません。
そして、空気と触れる部分にストーブなどから出る酸化窒素ガスがあれば、このような変色が起こるかもしれません。
なにはともあれ、このままではちょっと着られないとのことですので、しっかりと復元加工を施しました。
変色がなくなり、これなら問題なく着用していただけると思います。
長い間着ることがなくクローゼットに仕舞ってある洋服。一度確認してみてくださいね。
大きく変色が進んでしまう前でしたら、それだけ衣類に負担をかけずに綺麗にすることが出来ると思います。
このような事例も、お近くの信越長染会のメンバーにお気軽にお尋ねくださいね。
投稿者プロフィール

- 長野県須坂市のクリーニング店5代目として、日々様々な衣類のシミと向き合っております。 違いのわかるクリーニングを目指し、どのような衣類のシミも全て全力で向き合わせて頂きます。
最新の投稿
不明なシミ2025年3月19日浴衣に出来ていた洗っても取れないシミ
インクのシミ抜き2025年2月20日作業ジャンパーにインクのシミ
洋服についたシミ2025年1月22日色褪せが起きてしまったシャツの襟
スレによる白化2024年11月25日大切なネクタイが白くなってしまった!