今回はコートの裾についた不明なシミ抜きです。
こちらの商品を別のお店に出され、シミが落ちていないということで
再度出されてお店に持って行ったら
「これ以上シミ抜きすると、生地が痛むのでできません」
と、断られたそうです。
つい先日も、昔ながらの方法でシミ抜きをされているお店が
無駄な薬品ばかり使いたがってダメだ!という話を書かれていました。
無駄かどうかは、あなたが決めるんじゃなくて
生地を傷めずに、シミがキレイになるか、ならないかじゃないですかね?
だから、常日頃から、新しい方法を取り入れるために勉強してます。
アフターの写真ですが、適切な薬品使用で、生地に負担をかけずに
シミ抜きができました!
国家検定の技能士の資格があれば、シミ抜きを選ぶ判断基準の一つとなりますが
信越長染会では、お客様にシミ抜き事例を見てもらって選んでもらえるように
日々精進しています。
落ちないと断られた場合でも、一度、お近くの信越長染会へご相談ください。
投稿者プロフィール
-
衣類のシミやトラブルを解決しながら、可能な限り元の状態に復元することを信条とし、自身のクリーニングの知識や体験を踏まえ、お客様のみならず同業他社からも依頼がある。
全国で80人ほどしかいない京技術修染会の修復師の資格を持ち、また全国で10人ほどしかいない京技術修染会の認定講師試験に合格し長野県では初の資格取得者。
最新の投稿
- 洋服についたシミ2021年1月26日クリーニングに出したのに、落ちなかったシミ ーセカンドオピニオンのススメー
- 洋服についたシミ2020年11月24日着用しようと思ったら、ついていたシミ
- ボールペンインクのシミ抜き2020年10月23日他店で落ちなかったボールペンのシミ
- 洋服についたシミ2020年9月25日脱色の修正事例