2016-05-11
セーターの袖口に朱肉
本日は、
長野県諏訪市 (有)大成クリーニング 玉本広人
が担当いたします。
事務の仕事をされている方が、
必ずと言ってよいほど付けてしまった事があるシミ。
しかも、ご家庭で洗ってもまったく落ちない(-_-;)
そう、印鑑を押す時に使う朱肉のシミです。
朱肉は、クリーニング屋さんでも落すのが難しいシミの一つです。
ですので、
あまりしみ抜きの得意でないクリーニング屋さんに依頼すると
しみ抜きをしたけれども落ちませんと
落ちずに戻って来ることも多くあると思います。
このような場合、しみが生地に定着してしまい
ますます落すのが難しくなってしまいます。
今回も、よそのクリーニング店に出しても落ちずに戻ってきたと
当店にお持ちになられました。
やはり、とても落しにくくなっていました(^_^;)
今回はキレイにすることが出来ましたが
他店で、処理をして落ちなかった場合
どのような処理をしているのかこちら側には解りませんので、
薬剤の残留により、生地が傷んだり色が抜けたりすることもあります。
そのような事がないように、あらゆる可能性を考えて
残っているかもしれない薬剤を除去したり
また、前述のようにますます落ちにくくなっていたりしますので
通常のしみ抜きよりも多くの手間と時間を掛けることになります。
ぜひ、しっかりとした技術のあるお店を選択していただきたいと思います。
信越長染会のお店なら安心ですよ!
投稿者プロフィール
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「キレイが一番!」をモットーに、衣類の染み・汚れをなくし元の姿に近づけるため、日本屈指の染み抜き技術の「京技術修染会」染み抜き講習修了をはじめ、お直しや仕上げの技術も磨いている。 また、「衣類のキレイ!」ばかりではなく「体の中と心のキレイ!」も求めて「氣経絡調整師」「まるかん上級カウンセラー」「コミュニケーションリーダー3級」などの資格も持つちょっと変わった「クリーニング師」
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