2016-08-19
パナマ帽のしみぬき
いつも信越長染会のホームページをご覧頂きありがとうございます。
今日の染み抜き事例は・・・
今、流行りのパナマ帽についたコーヒーの染み抜きをご紹介します。
これはお客様の息子さんが、沖縄に旅行に行った際購入されたとのこと。その帰路でウッカリ、コーヒーをこぼしたそうです。
「これ、もう落ちないだろうから捨てる…」と息子さん。
「もったいない!まだ被れるんじゃない?」「コーヒーが薄くなるだけでも良いんだけど…」とそのお父様がご相談くださいました。
「使用するのに気にならないくらいまで復元しますよ!」とお預かり致しました。
この商品は形を大切にして、形を楽しむ商品ですよね。
ですので、通常の洗濯機などの機械類で洗う作業は出来ません。型崩れしてしまいます…
この形のまま少しずつ染み抜きをします。
先ずは、コーヒーも油脂が含まれていますので、油分からタンパク質…とひとつずつシミの層を外していきます。
形を気にしながら、焦らずゆっくり染み抜きしていきます。
すると↓
形も崩さず綺麗に染み抜き出来ました!
さらに並べると一目瞭然↓
これでまた使用出来ますね!
実際にお客様は諦めかけていたようでしたので、驚くと同時にお喜びくださいました。
信越長染会 加盟店では「もったいない!」を復元出来る技術のあるお店が揃っています。
もうこのシミは…と諦める前にぜひ信越長染会 加盟店にご相談ください!
投稿者プロフィール

-
新潟県村上市で昭和45年から創業。丁寧な仕事を心がけ営業し現在に至る。
お客様からの衣類のお悩みに、あらゆる技術で誠意を持ってお応えします。
洗い、染み抜きには特に力を入れ、本当に綺麗なクリーニングを目指し、更なる技術向上のため日々努力をさせて頂いてます。
この他、靴・カバンなどの革製品のメンテナンスも取り扱っております。
帽子のシミ2023年11月22日クロムハーツキャップにハイターを使って脱色。復元しました。
日光によるヤケ2023年10月25日ウールTシャツの変色直し(復元加工)
洋服についたシミ2023年9月27日学生服スカートにアクリル絵の具のシミ
色移り・移染のシミ2023年8月30日ボーダーTシャツの色移り
The following two tabs change content below.

(株)柏崎ドライ 澤田 篤
新潟県村上市で昭和45年から創業。丁寧な仕事を心がけ営業し現在に至る。
お客様からの衣類のお悩みに、あらゆる技術で誠意を持ってお応えします。
洗い、染み抜きには特に力を入れ、本当に綺麗なクリーニングを目指し、更なる技術向上のため日々努力をさせて頂いてます。
この他、靴・カバンなどの革製品のメンテナンスも取り扱っております。

最新記事 by (株)柏崎ドライ 澤田 篤 (全て見る)
- クロムハーツキャップにハイターを使って脱色。復元しました。 - 2023年11月22日
- ウールTシャツの変色直し(復元加工) - 2023年10月25日
- 学生服スカートにアクリル絵の具のシミ - 2023年9月27日
関連記事