今回は、ズボンの裏地の黄ばみとりをご紹介します。
「前の裏地↓」
「前のポケットの裏地↓」
「腰の裏地↓」
ズボンの裏地って気づくとこうなってませんか?
この商品もお客様は気づかず…
「これ以上この状態のままでは、黄ばみで切れていきますよ」
と染み抜きのご提案をさせていただきました。
腰、太ももにかけて 直後触れる部分でもありますので、汗、皮脂汚れがたまり時間の経過と共にこうなってしまいます。
ここまでになると通常のクリーニングで、綺麗にするのは難しくなります。
表はウール、裏地は綿…
綿の白地は、通常、アルカリ性の強い洗剤、染み抜き剤など使用して、汚れ黄ばみを取っていきますが、表のウール地はそのアルカリ性に弱い生地です。
アルカリ性が上がり過ぎないか…
生地に無理はかけていないか…
…などに注意しながら 、少しずつ汚れを薄くしていきます。決して一気には進めません。
汚れがある程度落ちたら…弱い漂白を。結果が↓
「前の裏地↓」
「ポケットの裏地↓」
「腰の裏地↓」
綺麗に白くなりました。気持ち良く履けますね!
肌に触れる部分は特に綺麗な状態で着用したいですね。
信越長染会加盟店では、このように気持ち良く着用出来るご提案もさせていただいています。
これから衣替えの時期になります。こうなる前に綺麗にメンテナンスしてから仕舞いたいですね(^ ^)
投稿者プロフィール

- 新潟県村上市で昭和45年から創業。丁寧な仕事を心がけ営業し現在に至る。 お客様の衣類のお悩みには誠意を持ってお応えします。 洗い、染み抜きには特に力を入れ、本当に綺麗なクリーニングを目指し、更なる技術向上のため日々努力をさせて頂いてます。 この他、レザー衣料・靴・カバンなどの革製品のクリーニング・メンテナンスも取り扱っております。
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