toggle
2017-09-01

帽子についた汗ジミ

今日から9月ですね。

夏も終わり、そろそろ夏物衣料の役目も
終える時期になってきました。

ところで、夏物衣料って、目に見えない
汗などを大量に付着している場合があります。

そのような商品を、洗わないでしまうと
どうなるでしょうか???

汗は、流れた出た時は透明でも、空気中の酸素に
触れることによって酸化され、黄色く変色します。

こちらのキャップの汗ジミですが、着用して
何も処置しなかったら汗ジミがでてしまった
ものになります。

画像ではわかりにくいですが、紺のツバの上の
白い部分が黄ばみがおきています。

先程も書きましたが、汗が透明な状態では
洗っただけで落とすことが出来ますが
こうなってしまうと、洗っただけでは取れず
シミ抜きが必要になってきます。

アフターの写真になりますが、元々、真っ白ではない
生成り色ですので、真っ白くならないように
慎重に作業を進めて汗ジミを取り除きます。

こうなってしまうと、重い症状になります。

たとえば、風邪のひきはじめでも、市販のお薬を飲んで
寝れば効きますが、こじらせてしまうとお医者さんで
処方されたお薬でないと効きませんよね?

風邪のひきはじめ=汗をかいてから1週間以内
こじらせた状態=汗が付着してから時間が経った場合(1週間以上)

このように書くと、よくわかりますよね(*^^*)

このような場合でも、お近くの信越長染会のお店にご相談ください。

投稿者プロフィール

㈱ファッションケアー明和 小池 正樹
衣類のシミやトラブルを解決しながら、可能な限り元の状態に復元することを信条とし、自身のクリーニングの知識や体験を踏まえ、お客様のみならず同業他社からも依頼がある。
全国で80人ほどしかいない京技術修染会の修復師の資格を持ち、また全国で10人ほどしかいない京技術修染会の認定講師試験に合格し長野県では初の資格取得者。
The following two tabs change content below.

㈱ファッションケアー明和 小池 正樹

衣類のシミやトラブルを解決しながら、可能な限り元の状態に復元することを信条とし、自身のクリーニングの知識や体験を踏まえ、お客様のみならず同業他社からも依頼がある。 全国で80人ほどしかいない京技術修染会の修復師の資格を持ち、また全国で10人ほどしかいない京技術修染会の認定講師試験に合格し長野県では初の資格取得者。
関連記事