今回の事例は起毛させてある綿素材のスラックスに出来てしまったスレの修正です。

冬が近づき、暖かいスラックスが履きたくなりますね。

そんな時に活躍する厚手の綿のスラックス。ただ、この綿という素材、強く擦られるとスレが出来てしまう事もあります。

特に今回のような起毛されている素材ですと、そのスレがとても目立ってしまう事もあるんです。

白っぽくなっている部分。ここが強く擦られてしまった部分ですね。

着ている以上、どうしても洋服にスレなどのダメージが出来てしまう事はありえます。しかし、だからといって諦めないでくださいね。

私たち信越長染会ではエキスパートリメイクという特殊技術の中の1つ「カラーリターン」という技法を確立しています。

アフターです。今回は非常にスレが強かったために写真ではうっすらと残っているように見えますが、会話をする距離でしたら問題ないレベルまで戻すことができました。

おかげさまで様々なご依頼をいただいております。ぜひ、衣類でお困りの際はお気軽に信越長染会のメンバーにご相談くださいね。

 

 

投稿者プロフィール

(有)クリーニング黒岩 近藤 義之
(有)クリーニング黒岩 近藤 義之
長野県須坂市のクリーニング店5代目として、日々様々な衣類のシミと向き合っております。 違いのわかるクリーニングを目指し、どのような衣類のシミも全て全力で向き合わせて頂きます。