「家で洗ったんだけど取れない」
ご依頼のなかでよくある理由です。
付いたばかりの汚れなら、家庭で洗って取れることも多いです。
洗ったら取れる、と思えちゃうんですよね。
でも家庭で洗って取れなかった場合、水で濡れたことによって汚れが繊維の奥へ入ってしまい、クリーニング店から見ると取れにくさが一段階進んだと思えます。
今回のご依頼のは、家庭で洗濯したけど取れなかったスス汚れです。
想像してみてください。
絨毯の上に砂をこぼしてしまいます(あまりありえない状況ですが)。
表面を箒で掃くだけではなかなか砂は取り切れないどころか、範囲が広がってしまったり、絨毯の毛足の奥の方に入ってしまい余計に取りづらくなります(家庭洗濯の状態)。
そこで登場するのが吸引力の強い掃除機です(クリーニング店によるシミ抜き)。
最初から掃除機を使った方が手間も時間も省けますよね。
やはり繊維の奥の方へススが入ってしまっていたようで、同じ作業工程を何度か繰り返しました。
でも、これでまた気持ちよく着ていただけます。
お困りのことがありましたら、お気軽に信越長染会のお店へご相談ください。
投稿者プロフィール

- 長野県の山の中にある当店ですが、北は北海道から南は沖縄県、もちろん東京や大阪からもシミ抜きの依頼を受けています。汗で脱色したルイジボレリのネクタイ、赤ワインをこぼしてしまったD&Gの麻のジャケット、カビてしまったかけがえのない横断幕等々。帽子やキャップのエキスパートリメイクの対応は、累計で100点を超えてお客さまに喜んでいただいています。
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