今回のシミ抜き事例は「何が付いたかわからないけど、いつの間にか付いていたシミ」です。
多いですよね、いつの間にか付いていた原因不明のシミ。ご相談いただく時も、まずは何が付いたのかをお聞きします。そして、付いた時が分かっていればいいのですが、今回シミが付いていた場所はジャケットの背中の部分。何時付いたのか、何が付いたのかわかりません。
付いているシミを見て、どんなシミがついたのか私たちは想像をします。そして、有効と思われる処理を施して行きます。
使われている繊維、シミの色、硬さ、今までの経験を思い出しながら1つひとつ。
試しては変わらず、試しては変わらず。そんなことも多いです。ですが、これがダメなら次はこれを。次はこれとこれを。一番は繊維を痛めずに。今回のシミも非常に時間がかかりました。
アフターです。シミを取り除き、色を整えて完了です。
この服をまた着ていただき、しまう前にはクリーニングにお持ちいただけると嬉しいですね。
何がついたかわからないシミ。無理にいじらず、まずはお近くの信越長染会のメンバーにご相談くださいね。
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- 長野県須坂市のクリーニング店5代目として、日々様々な衣類のシミと向き合っております。 違いのわかるクリーニングを目指し、どのような衣類のシミも全て全力で向き合わせて頂きます。
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