家庭で行うシミ抜き方法の大きなリスクとは??

今回の修正事例は「家庭でできるシミ抜き方法を試したら生地の色が変になった」というご相談です。

最近はテレビや雑誌、そしてネットなど。多くのメディアでシミ抜き方法を教えていますね。そして、シミ抜き剤なども販売されていたりします。

しかし、皆さんが行なっている家庭洗濯とシミ抜きって、実は大きく違う部分があるんですよね。それは、シミ抜きには少なからずリスクがあるということ。

洗濯で落ちない汚れやシミを取り除こうとするのですから、生地や色に影響を与える事が多いんです。そのあたりの性質などを私たちはしっかり学び、日々行なっておりますので大丈夫なのですが、知らずにやると無残な結果が待っている事も多いのです。

今回ご依頼いただいたセーターです。中央付近が白っぽくなっていますね。家庭でできるシミ抜き方法を参考に酸素系漂白剤などを使ってシミ抜きをしたらこうなってしまったととの事でした。

衣類に酸素系漂白剤は間違っていませんが、それでもこのような結果になるわけです。

修正後です。部分的に染色補正を行いましたので、通常の会話をする距離ぐらいでしたら問題なく着ていただけるのではないでしょうか?

最初の状態を見ておりませんので正確なことは言えませんが、おそらくは最初からお持ちいただけた方が繊維にダメージを与える事も少なく出来たでしょうし、何より価格も安く出来たでしょう。

普段着などで試しにシミ抜きをしてみることは決して悪くないと思いますが、必ずリスクがついて回ることを忘れないでください。

最悪の場合、生地に穴が空いてしまう事も考えられます。

何より大切な衣類でお困りの際は、まずお気軽に信越長染会のメンバーにご相談いただければと思います。

1点づつ、しっかりと処理をさせていただきますよ!

 

投稿者プロフィール

(有)クリーニング黒岩 近藤 義之
長野県須坂市のクリーニング店5代目として、日々様々な衣類のシミと向き合っております。
ちがいのわかるクリーニングを目指し、どの様な衣類のシミも、すべて同様に全力を尽くさせて頂きます。
洋服、和服、お気軽にご相談ください。
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(有)クリーニング黒岩 近藤 義之

長野県須坂市のクリーニング店5代目として、日々様々な衣類のシミと向き合っております。 ちがいのわかるクリーニングを目指し、どの様な衣類のシミも、すべて同様に全力を尽くさせて頂きます。 洋服、和服、お気軽にご相談ください。
2019-05-29 | Posted in 洋服についたシミ, 色抜けの補色, 色修正Comments Closed 

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