toggle
2019-10-15

ハンガーにかけておいたら、袖に部分の色が変わっちゃった?

今回のシミ抜き事例は、ナイロンのコートをかけておいたら部分的に色が変わってしまったというご相談です。

冬物のコート。夏場は着ないからそのままハンガーに掛けて吊るしておくという方は多いと思います。

ですが、ここに危険があることを知っている方って少ないんですよね。

何かと言うと「紫外線」です。

濃い色のシャツを洗って干しておくと、少し色が褪せてしまったりしますよね。なぜなら紫外線が色を壊してしまうからなんです。

そして、品物と品物にサンドイッチされているコートなどで部分的に紫外線を浴び続けると、その部分だけが色の変化を起こしてしまうんです。

比較的わかりやすい品物ですが、上半分が元の色で、下半分が色が無くなってしまった部分です。

さて、こうなってしまっては洗っても色は戻りませんので、無くなってしまった色を部分的に染めていく形になります。

少しづつ、丁寧に染めていきます。ここまで段差が大きいと難しいのですが、できる限り目立たないように。

アフターです。これでしたら会話をする距離ぐらいでしたら問題なく使っていただけるかと思います。

様々なご相談がありますが、まずは無理に弄らずそのまま信越長染会のメンバーのお店にご相談ください。

できる限りのことをさせて頂きますね。

 

投稿者プロフィール

(有)クリーニング黒岩 近藤 義之
(有)クリーニング黒岩 近藤 義之
長野県須坂市のクリーニング店5代目として、日々様々な衣類のシミと向き合っております。
ちがいのわかるクリーニングを目指し、どの様な衣類のシミも、すべて同様に全力を尽くさせて頂きます。
洋服、和服、お気軽にご相談ください。
The following two tabs change content below.

(有)クリーニング黒岩 近藤 義之

長野県須坂市のクリーニング店5代目として、日々様々な衣類のシミと向き合っております。 ちがいのわかるクリーニングを目指し、どの様な衣類のシミも、すべて同様に全力を尽くさせて頂きます。 洋服、和服、お気軽にご相談ください。

最新記事 by (有)クリーニング黒岩 近藤 義之 (全て見る)

関連記事