本日の事例は着物にできてしまった黄色いシミの修正事例です。
ちょうどこの事例を書いている日は1月4日。まだ世間はお正月ムードですので、着物を着てお出かけされる方も多いでしょう。そんな方にもぜひ見ておいて欲しい内容です。
着物って、洋服と違って普段から着ることは少ないと思います。
なので、何が起きるかというと、慣れてないものを着るがゆえに思いがけないシミを付けてしまったりするわけです。
たもとなどは非常に多いですね。
さて、その付いてしまったシミ。何が怖いかって「一度しか着てないからこのまましまっておいてもいいか。寒いから汗も書いてないし」という思い込みでしまってしまう方も多くてですね。その着物、本当に大丈夫ですか?というわけです。
大抵、思いがけないシミがついたままなんですよ。そして、本人は気づいていないから後になって思い知るわけです。
そのシミが変色して、洗っても取れない状態になっていることを・・・
数年前のシミなんて着物では良くある話ですが、よくあるからと言って取れるかと言ったらそんな簡単な話ではありません。
デリケートなシルクに、非常に繊細な柄。そして、何年も経っているシミはすでに変色しています。
おそらく、通常のクリーニング店では取れないと言われてしまうのではないでしょうか?
ですが、私たち信越長染会のメンバーはしっかりと学び、多くの品物と向き合っています。
アフターです。しっかりと変色はなくなり、元の状態に戻せました。
これからお着物を着てお出かけされる方。まさに今帰ってきて着物をしまわれた方。
ぜひ、一度クリーニング店で状態を見ていただき、お手入れののちにしまっておいてください。
もしシミなどがありましたら、お気軽に信越長染会のメンバーのお店にご相談してくださいね。
投稿者プロフィール

- 長野県須坂市のクリーニング店5代目として、日々様々な衣類のシミと向き合っております。 違いのわかるクリーニングを目指し、どのような衣類のシミも全て全力で向き合わせて頂きます。
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