2020-02-05
ジャケットの襟の黄ばみ取り
信越長染会ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、ジャケットの襟の黄ばみ取りをご紹介します。
先ずは、画像をご覧ください。
襟の縫い目に沿って黄ばんでいます。
これは一度でこうなったのではなく、皮脂汚れが蓄積され酸化する事でここまで黄ばんだものと思われます。
お客様によく言われることが、
「クリーニング屋さんだとよく落ちる洗剤で洗うと綺麗になるんでしょ」
「何かにサッとつけると落ちるんでしょ」などなど・・・
そんなことはありません。
ここまで黄ばんだものを黄変といいますが、その文字通り生地が黄色く変化しています。
こうなると、染み抜きが必要になります。
人の身体から出る、皮脂汚れ、タンパク質汚れ、不溶性汚れとそれらを一つずつ外していきます。
その途中がこちら↓
黄ばみの半分だけ落ちているのがわかると思います。
こうして少しずつ少しずつ落としていきます。
またその過程で、いくつもの薬剤を変えながら、生地状態も見ながら少しずつ・・・
そこでやっと綺麗になります。
それがこちら↓
生地の傷みもなく、何もなかったように綺麗になりました。
このように、染み抜きはどんなものでも少しずつ落として綺麗にしていきます。
シミでお困りの方は信越長染会加盟店に一度ご相談してください!
投稿者プロフィール
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新潟県村上市で昭和45年から創業。丁寧な仕事を心がけ営業し現在に至る。
お客様からの衣類のお悩みに、あらゆる技術で誠意を持ってお応えします。
洗い、染み抜きには特に力を入れ、本当に綺麗なクリーニングを目指し、更なる技術向上のため日々努力をさせて頂いてます。
この他、靴・カバンなどの革製品のメンテナンスも取り扱っております。
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(株)柏崎ドライ 澤田 篤
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