春になって暖かくなってくると、ウールのジャケットだけでなく綿のジャケットを着る機会も増えてきます。
いざ着ようとして見てみると・・・
「襟の汗がにじんだ部分の色が変わっている!?」
なんてことはありませんか?
今回のご依頼は、汗によって襟が変色・脱色してしまった綿100%のジャケットのエキスパートリメイクです。
このジャケットは遠目で見るとベージュですが、実際には白や茶色といった数色の違う色の糸によって織られた(先染め)生地を使っています。
なので脱色した糸の一本一本に色かけすることは不可能です。
しかし、染色補正のやり方に注意しながら抜けた色を補うようにして、通常会話をする距離で違和感のない仕上がりにします。
これでまた気持ちよく着ていただけます。
諦める前に、お気軽に信越長染会のお店へご相談ください。
投稿者プロフィール
- 長野県の山の中にある当店ですが、北は北海道から南は沖縄県、もちろん東京や大阪からもシミ抜きの依頼を受けています。汗で脱色したルイジボレリのネクタイ、赤ワインをこぼしてしまったD&Gの麻のジャケット、カビてしまったかけがえのない横断幕等々。帽子やキャップのエキスパートリメイクの対応は、累計で100点を超えてお客さまに喜んでいただいています。
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