今回のシミ抜き事例は、作業帽子に付いてしまったファンデーションのシミが古くなってしまったシミです。

ファンデーション。フルメイクはしていなくても仕事をする時にファンデーションぐらいは多くの方がしていると思います。

このファンデーション。下地からリキッド、パウダー、クッションファンデなど色々あり、種類によって取れにくさが違います。そして、汗に強いタイプもありますので普通に家庭で洗っただけでは取れにくいものが多いです。

また、取れていないところにまたファンデーションのシミが付き、さらに汗などが染み込んで変色をおこし・・・それが何度も繰り返されると非常に厄介なシミとなります。

メイクをして、普通に洗顔をしてメイクが取れていないところにまたメイクを重ね・・・これを繰り返すと・・・

想像すると怖いですね。

内側の全体的にシミが出来ていました。ご家庭で処理をされたようですが、取れなかったとのことです。

この汗に強いタイプ、つまりは水に強いので衣類につくと厄介です。メイクをして風通に洗顔をしても落ちないメイクには、しっかりとクレンジングをしないといけないのですね。

しかし、今回のファンデーションはクレンジングだけではダメです。シミの除去もしないと治りません。

自分の顔に置き換えたら、フルコースです。

というわけで、フルコースを行いました。写真ですと一瞬ですが、実はものすごく手間がかかっています。

これからの季節、メインのコスメは汗に強いタイプなどが多くなります。ご自身のメイクオフだけでなく、衣類に付いたメイクもしっかりとメイクオフをしてくださいね。

様々な衣類のご相談、いつでも信越長染会のメンバーのお店にご相談ください。

 

投稿者プロフィール

(有)クリーニング黒岩 近藤 義之
(有)クリーニング黒岩 近藤 義之
長野県須坂市のクリーニング店5代目として、日々様々な衣類のシミと向き合っております。 違いのわかるクリーニングを目指し、どのような衣類のシミも全て全力で向き合わせて頂きます。