簡単にとれそうで、単純にはとれないシミもあります。
今回のシミは、付いて間もない状態でしたら、薬品などは使わずに通常のクリーニングで取れた可能性が高いです。
しかし、時間の経過によってシミの成分が変質し、取れにくい状態になってしまいました。
生地の麻は吸湿性がある為、水分や汗を素早く吸いとり、暑い夏でもサラっと気持ち良く着る事ができます。
しかし、染色堅牢度が低い為、着用時の汗・摩擦での色落ち、洗濯時の色移りが起きる場合があります。
当然、シミ抜きの際は色落ちや生地の傷みに十分に気をつけながら作業することになります。
これでまた気持ちよく着ていただけます。
お困りのことがありましたら、信越長染会のお店へご相談ください。
投稿者プロフィール

- 長野県の山の中にある当店ですが、北は北海道から南は沖縄県、もちろん東京や大阪からもシミ抜きの依頼を受けています。汗で脱色したルイジボレリのネクタイ、赤ワインをこぼしてしまったD&Gの麻のジャケット、カビてしまったかけがえのない横断幕等々。帽子やキャップのエキスパートリメイクの対応は、累計で100点を超えてお客さまに喜んでいただいています。
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