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2020-09-04

ゆりの花粉はついても水で拭いたりしないでください

信越長染会ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は麻素材のシャツについたユリの花粉の染み抜きを紹介します。

 

袖がゆりに触れてしまってすぐ水で拭いたら広がってしまった。。。とのことでご依頼がありました。

最初の状態がこちら↓

花粉が滲んで広がっています。

ゆりの花粉は乾いているときには粉状ですので、乾いているうちにホコリを払うように払い落とすか、服自体を揺らして落としてください。

また、ゆりの花粉は天然樹脂顔料といった色素ですので、水に濡れると溶けて生地を染めてしまいます。

 

絶対に水で濡らしたりしないでください!

 

そこに加えて麻素材は色が落ちすく、毛羽立ちやすいので、細心の注意をしながら染み抜きしていきます。

 

結果はこちらをご覧ください↓

 

 

やはり落ちにくかったのですが、何とか綺麗に違和感なく染み抜きできました。

 

 

このように信越長染会加盟店では、困難な染み抜きにも対応できる加盟店が揃っています。

お困りの際にはご相談ください!

 

投稿者プロフィール

(株)柏崎ドライ 澤田 篤
(株)柏崎ドライ 澤田 篤
新潟県村上市で昭和45年から創業。丁寧な仕事を心がけ営業し現在に至る。
お客様からの衣類のお悩みに、あらゆる技術で誠意を持ってお応えします。
洗い、染み抜きには特に力を入れ、本当に綺麗なクリーニングを目指し、更なる技術向上のため日々努力をさせて頂いてます。

この他、靴・カバンなどの革製品のメンテナンスも取り扱っております。
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(株)柏崎ドライ 澤田 篤

新潟県村上市で昭和45年から創業。丁寧な仕事を心がけ営業し現在に至る。 お客様からの衣類のお悩みに、あらゆる技術で誠意を持ってお応えします。 洗い、染み抜きには特に力を入れ、本当に綺麗なクリーニングを目指し、更なる技術向上のため日々努力をさせて頂いてます。 この他、靴・カバンなどの革製品のメンテナンスも取り扱っております。

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