今回の修正事例は、しまっておいた着物に出来てしまった茶色い変色の修正です。
一度着て、次に使うまで長い間しまっておく事も多い着物。時々状態を確認している人も少ないのではないでしょうか?
イベントなどで着ようと思い、久しぶりに広げてみたらなかったはずのシミが出来ている。よくお聞きする話です。
しまう時には気づかなかったシミが、時間が経つにつれて酸化変色をしてしまい、洗っても取れない変色となってしまった。今回の品物も似たような状況だと思います。
肩の部分ですね。柄の周辺に茶色い変色ができています。柄の部分を避けつつ、変色を修正していくことが必要なのですが、シミも非常に濃いので取り切るというより目立たなくさせる方向で進めさせていただきました。
アフターです。若干取りきれなかった部分もございますが、生地の状態などを考慮してここまでとさせていただきましたが、使う分でしたら問題ないと思います。
最近ではカビのご相談なども増えています。時々でいいので、しまってあるお着物の状態を確認してみてくださいね。
乾燥している時期などに広げて干すのもいいと思います。11月はカラッと乾いた晴天が続きやすいので、ちょうどいい季節ですね。
お着物のご相談もお気軽に信越長染会のメンバーにご相談くださいね。
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- 長野県須坂市のクリーニング店5代目として、日々様々な衣類のシミと向き合っております。 違いのわかるクリーニングを目指し、どのような衣類のシミも全て全力で向き合わせて頂きます。
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