今回のシミ抜き事例は、時間が経って取れにくくなった血液のシミです。

ちょっと怪我などをした時についてしまう血液。衣類にちょっと付いてしまった。多くの方が経験しているのではないでしょうか。

そして、すぐに洗えば問題なく綺麗になるシミでもあります。

ですが、そんなシミでも急激に取れにくくなってしまう事があるんですね・

・時間が経ってしまった場合。

・高温を加えられた場合。

血液に限らず多くのシミは時間が経つとどんどん皮膜が硬くなります。こうなってくると、普通に洗っただけではびくともしなかったりします。洗えば落ちると思っていたのに全く取れなかった。そんな時ってありませんでしたか?

そしてもう1つ。

血液はタンパク質ですので熱が加えられると固まります。卵を焼くと固まりますよね。それと同じです。

クリーニングに出しました。取れないという札がついていました。

クリーニングはしてもらったので、洗ってプレスもしてもらいました。

はいそこ。シャツのプレスは高い温度で行われる事が多いので、相当の熱が加えられます。こうなると本当に取れにくくなるんです。

品物の素材によっては、そのシミを取るためにかなりのリスクをお願いする事もあります。

もし服に血液がついた場合、家庭で洗える品物でしたら早めに洗ってください。

それでも取れなかった時は、そのままいじらずお気軽に信越長染会のメンバーのお店にご相談くださいね。

投稿者プロフィール

(有)クリーニング黒岩 近藤 義之
(有)クリーニング黒岩 近藤 義之
長野県須坂市のクリーニング店5代目として、日々様々な衣類のシミと向き合っております。 違いのわかるクリーニングを目指し、どのような衣類のシミも全て全力で向き合わせて頂きます。