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2021-10-27

作業着の汚れ

おはようございます。今日の事例は、作業着の袖の汚れの事例です。

娘の作業服の袖の表側と内側が鉛筆汚れで色々試しましたが落ちません。
特に内側は、皮脂汚れと鉛筆汚れで、固形石鹸をつけて洗っても全然落ちません。
近くのクリーニング屋さんにもって行ったのですが、落とせませんと言われました。
何か落とす方法はありますか?
固形石鹸はウタマロを使って見ました。オクシクリーンでお湯つけ置きもしてみました。

とのご相談を頂きました。

 

実際に拝見すると、鉛筆汚れよりも油汚れがこびりついてそこに様々な汚れがくっついている状態でした。

 

ウタマロなどの固形石けんを使う場合には、

塗る場所と石けんを濡らして塗り込み、洗濯ブラシなどでこすります。

その後、40℃位のお湯でしっかりすすいで、その後洗濯機に入れてください。

アドバイスをしていると石けんのすすぎ残しによって変色したり、繊維が傷んでいる服も少なくないです。

ウタマロなど「蛍光剤」という繊維を白く見せる成分が入っているタイプの石けんは、部分的に白っぽく見えてしまったりするので、その意味でもすすぎはしっかりしてください。

石けんは襟や袖口の黒い汚れに効果がありますが、今回のように油汚れがキツい場合には、石けんでは落とすことが難しく、また、オキシクリーンのような漂白剤は今回のような黒ずんだ汚れには効果が薄いです。

 

ご自分で何度洗っても落ちない汚れはお気軽にクリーニング屋さんにご相談を。

クリーニング屋さんの中でも、作業をする人と直接やり取りが出来るお店がおすすめです。

※夜と朝の光の加減で、作業着の色が違って見えています。すみません。

 

 

投稿者プロフィール

中村 祐一
長野県伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」3代目。
「洗濯王子」の愛称で、テレビ・雑誌など各種メディアに出演多数。

「洗濯からセカイを変える」を合言葉に、洗濯から考える暮らし方の提案を行い、一般家庭をはじめ、住宅関連メーカー、家電メーカー、アパレルメーカーなどへもアドバイス。

衣服と関わる様々な分野の改革に取り組む、日本を代表する洗濯家。


※現在、しみ抜きのお預かりは休止しております。  大変申し訳ございません。
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中村 祐一

長野県伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」3代目。 「洗濯王子」の愛称で、テレビ・雑誌など各種メディアに出演多数。 「洗濯からセカイを変える」を合言葉に、洗濯から考える暮らし方の提案を行い、一般家庭をはじめ、住宅関連メーカー、家電メーカー、アパレルメーカーなどへもアドバイス。 衣服と関わる様々な分野の改革に取り組む、日本を代表する洗濯家。 ※現在、しみ抜きのお預かりは休止しております。  大変申し訳ございません。

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