今回の修正事例はウールリッチのダウンジャケットの脱色修正です。

ダウンジャケットの脱色修正は非常に多いご相談の1つになります。冬場に着続けたダウンジャケット。しかし、お気に入りのダウンだからこそ脱色などのトラブルが起きることも多いのです。

今回お預かりしたダウンジャケットです。襟周りの部分が緑色っぽくなっていますね。これは首などから出る皮脂汚れなどが付着したり、髪の毛からの汚れ、そして紫外線などの影響もあって一部分の色がなくなり、このような状態になっているのです。

色が無くなってしまったということは、洗っても元に戻るわけではありません。では、どうすればいいか。

無くなった色を足してあげれば、元に戻るわけですね。これを信越長染会ではカラーリターンという技法で行なっています。

アフターです。しっかり元に戻りましたね。しかし、これをするためには無くなった色を判断する知識、その色を作り、均一に染める技術などが必要になります。どこでも出来るわけではないのですね。

お気に入りの衣類で脱色などが起きてしまった時は、ぜひお気軽にお近くの信越長染会のメンバーにご相談くださいね。

投稿者プロフィール

(有)クリーニング黒岩 近藤 義之
(有)クリーニング黒岩 近藤 義之
長野県須坂市のクリーニング店5代目として、日々様々な衣類のシミと向き合っております。 違いのわかるクリーニングを目指し、どのような衣類のシミも全て全力で向き合わせて頂きます。