2023-11-22
クロムハーツキャップにハイターを使って脱色。復元しました。
信越長染会のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、当ブログをご覧いただきこの会に直接お問い合わせをくださった事例をご紹介します。
お客様自身がクロムハーツキャップのツバ部分にハイターを使用し、キャップ本体の色が抜けてしまったので復元できるならお願いしたいとのお問い合わせでした。
キャップ到着後見ると、かなりの脱色。。。
こちらです↓
ツバの裏までハイターが浸透して、裏まで脱色してました。
これは大変⁉︎すぐに手当を。。。
ハイターと名がつく商品は塩素系、酸素系とありますが、これだけ派手に色が抜けるのは塩素系によく見られます。
塩素系のハイターは残留性が高く、生地そのものを壊しこのままでは切れてボロボロになります。
その点を踏まえ、まずは脱塩素処理を施します。
その後クリーニング、色補正へと移ります。
信越長染会ではカラーリターンといった技法があり、今回はその技法で脱色した色を復元します。
すると下の画像のように新品とはいきませんが、また使用できるくらいまで復元できます。
いかかでしょう?
仕上がり後、お客様に発送しました。
お客様からのありがたいお言葉までいただきました!!!
喜んでいただけて、こちらとしても本当に良かったです!嬉しい瞬間ですね。
信越長染会加盟店ではひとつひとつのお問い合わせにも真摯に向き合い、何が最善かを考え対応できる加盟店で構成されています。お困りの際にはぜひご連絡ください!
最後にお願いです。
最近このような事例が増えています。。。
汚れやシミがついたら直ぐにハイターを使用するのはやめましょう!!!
大切な服、帽子が壊れてしまいます。お願いしますm(_ _)m
投稿者プロフィール

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新潟県村上市で昭和45年から創業。丁寧な仕事を心がけ営業し現在に至る。
お客様からの衣類のお悩みに、あらゆる技術で誠意を持ってお応えします。
洗い、染み抜きには特に力を入れ、本当に綺麗なクリーニングを目指し、更なる技術向上のため日々努力をさせて頂いてます。
この他、靴・カバンなどの革製品のメンテナンスも取り扱っております。
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(株)柏崎ドライ 澤田 篤
新潟県村上市で昭和45年から創業。丁寧な仕事を心がけ営業し現在に至る。
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洗い、染み抜きには特に力を入れ、本当に綺麗なクリーニングを目指し、更なる技術向上のため日々努力をさせて頂いてます。
この他、靴・カバンなどの革製品のメンテナンスも取り扱っております。

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