信越長染会の事例をご覧いただきありがとうございます!
皆さま衣替えは終わりましたか?
冬物はしっかり仕舞い洗いして、次のシーズンも気持ちよく着れるようにしてくださいね♪
今回の事例は、長く仕舞っている間に
「ハンガーと接したところに色移りした」とのご相談でした。
襟の内側にハンガーの跡にそって、黄色のような茶色のようなシミがついています。
ハンガーが原因のシミはいくつかあり
①金属製ハンガーは、湿気と反応して錆がついてしまうことがあります。
②コーティングしてあるハンガーは、
樹脂が経年劣化で変質し、くっついてしまうことがあります。
③プラ製ハンガーは、含まれている酸化防止剤の成分が、
石油ファンヒーターなどの暖房器具の使用で発生する酸化窒素ガスと化合して
繊維を黄色くしてしまうことがあります。
ちなみに③は、包装に使われているフイルムにも含まれていることがあります。
クリーニングから戻った衣類はフイルムとってくださいね!と
お伝えするのは、この変色を防ぐためでもあります。
(他にも湿気がこもってカビやすくなったりもします。カバーは不織布が良いですよ♪)
…さて、今回のハンガーのしみは…!?
①②③すべて違う薬品と手法を用いるので、判別したところ…
…… 今回は錆によるシミでしたー!
スッキリ!!綺麗なブルーになりました~♪
生活の中には、化学がいっぱい。染み抜きも化学なんです!!
お困りの際は、
化学を学び 生活をお助けする 信越長染会加盟店へ
ぜひご相談ください。
投稿者プロフィール
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3人の子どもがいる、ごくフツーのおばちゃんです。
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