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2024-07-08

自転車のサドルの色がズボンに!!

今回のシミ抜き事例は、ズボンのサドルからズボンに色が移ってしまったというご相談の品になります。

自転車を趣味にされている方は多いと思いますし、自転車で通学や通勤をされている方も多いと思います。

そのサドルの手入れで専用のオイルを塗っておき、乾いてから乗ったらズボンに色が移ってしまった。慌てたと思います。

オイルは油ですので、ご家庭で洗濯をしてもなかなか取りにくいシミになってしまいます。今回は革の色も少し移ってしまったようですね。

最近はドライクリーニングの内容を知っている方も多くなっていて、油の汚れが取れやすいと聞いたからドライクリーニングをして下さいとのことでした。

ですが、確かにドライクリーニングは油の汚れに強いですが全ての油を落とし切るほどの溶解力はありませんし、色まで混じっているとさらに難しい。そして、この品物の洗濯表示はドライクリーニング不可のマークが付いていたため、そもそもドライクリーニングは出来ないということになります。

素材と作りを確認し、部分的に染み抜きを進めていきました。

アフターになります。やはり厄介なシミでしたが、無事に綺麗にすることが出来ました。

思わぬところでシミというものは付いてしまいます。シミに気付きましたら、慌てて処理などはせずにそのままお近くの信越長染会のメンバーにご相談くださいね。

 

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