先日、タオルの洗濯について質問をもらいました。

洗っても臭う。黒ずんでくる。吸水力が落ちる。ゴワついてくる。

タオルを使っていると、こういう悩みが出てきて、そうなったら買い替えどき、と思っている方が多いようです。

でも、これらは寿命ではありません。

色んな人にお話を聞いていると、タオルなどは1年以内に買い替えるという人も多いです。

これは、僕の家にある2018年にいただいたタオル。

もう8年使っていますが、臭いも黒ずみもなく、しっかり水を吸ってくれます。まだまだ現役です。

衣類は、多くの方が思っているよりずっと、いい状態で長く使えるものです。

数年でくたびれる、だんだん古びていく——それが当たり前だと思われがちですが、本来、衣類はそういうものではありません。

タオルだけでなく、シャツもセーターもコートも、いい状態のまま、何年も付き合っていけるものです。

でも、そうなっていなくて、すぐに状態が悪くなって使えなくなってしまう。
その原因のほとんどが、衣類あった洗いかたになっていないことです。

では、衣類を本来の状態で長く使うにはどうするか。

答えはシンプルで、今の洗濯を見直すことと、クリーニングを生活の中に入れることです。

今の家庭洗濯では、洗濯物を詰め込みすぎていたり、洗う時の水量が少なかったり、すすぎが足りなかったり、必要ないのに柔軟剤を使っているという状態になっています。その状態で洗い続けると、汚れがきちんと落ちきらず、タオルなど衣類に少しずつ残っていきます。

今お使いのタオルの臭いや黒ずみ、吸水力の低下、ゴワつきも、寿命ではありません。洗濯を見直せば、必ずまた気持ちよく使えます。

そして、クリーニングが適したものは、きちんとクリーニングを使うこと。

洗濯でどうにもならないことを、洗濯でどうにかしようとしている人も多いです。

シャツやセーターやコートなどを状態よく使うにはクリーニングが必要です。

今、寿命だと思っている状態の多くが、本来の寿命ではありません。

本来、衣類はもっと長く、状態よく使えるものです。

衣類が長く、いい状態で使えるようになると、暮らしが変わります。

買い替えの出費が減る。お気に入りの一枚と何年も付き合える。毎日使うタオルなんかも、気持ちのいい状態で使える。

衣類が「消耗品」から「気持ちよく長く使えるもの」に変わると、生活は大きく変わっていきます。

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中村 祐一
中村 祐一