今回の事例は留袖にできてしまったスレの修正事例です。
留袖、着る場面といえば、やはり親族の結婚式なのでしょうか?
紋の入った大切な留袖。ふと何かが付いた時は、慌てて拭き取ろうとしてしまいますよね。
でも、その瞬間、着物はスレてしまう事が多いのです。
なんとなく白っぽいシミ、と思われがちですが、斜めにして見てみるとはっきりと分かります。
繊維が切れてしまい、毛羽立っている状態ですね。
もちろん、シミではないので染み抜きではなく、その部分を染める作業が必要になります。
慌てて擦ってしまわずに、ハンカチで軽く押さえる程度のほうがよろしいかと思います。
それだけでも、十分シミはハンカチの方へ動いてくれますしね。
そのあと、お近くの信州長染会のメンバーのお店にご相談してみてくださいね。
今回の修正代 5000円(クリーニング代、税別)
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- 長野県須坂市のクリーニング店5代目として、日々様々な衣類のシミと向き合っております。 違いのわかるクリーニングを目指し、どのような衣類のシミも全て全力で向き合わせて頂きます。
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