シルクウールの修正依頼

今回の事例投稿は、長野県茅野市 小池ドライクリーニングの小池文人(こいけふみと)が、担当させて頂きます。

 

「この変色直ります?ダメなら捨てようかと思っているのだけど…お気に入りだし…」

柔らかな絹とウールの生地のセーターです。軽くて肌触りも良く、厚着の多いこの時期インナーとしては、最適のアイテムですね。ただ、その分室内で汗をかいてしまうと知らず知らずのうちに汗を吸い取り、時間とともに黄色く変色してしまった(涙)…なんてことがあります。

 

今回は、黄色い変色をまず薄くしていきます。絹の品物はどうしても元々の色素より、黄ばみの色の方が強くなってしまうので、漂白処理によって生地の色が失われてしまいます。そこで色を足していく“染色補正”という手法によって復元しています。

 

この“染色補正”は、お着物のシミ抜きや色直しなどに使用される手法を応用しています。「信越長染会」加盟のクリーニング店では、通常のしみ抜きと合わせて、この技術を習得していますので、シミ抜きを行い薄くなってしまった生地でも特殊な染料を使い、色を直すことが可能です。

これでまたお気に入りのセーターが活躍できますね。

投稿者プロフィール

小池ドライクリーニング 小池 文人
一点一点心を込めて仕上げます。復元加工、復元仕上げ、アクアクリーニング、お直し、衣類のトータルケアのお手伝い。愛称は「茅野のクリーニング屋フミットくん」
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一点一点心を込めて仕上げます。復元加工、復元仕上げ、アクアクリーニング、お直し、衣類のトータルケアのお手伝い。愛称は「茅野のクリーニング屋フミットくん」

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