いつも信越長染会ブログをご覧いただきありがとうございます。
今日5月10日は、綿が夏物素材と適した素材でこの5月が店頭販売の最盛期を迎える事と、語呂合わせからコットンの日だそうです。
そこで今回の事例は、麻コットン各50% 素材 レディースジャケットの襟の黄ばみ取りをご紹介します。
↓先ずは最初の状態です。
こちらは
かなり着てからのご依頼でした。
この状態までくると、皮脂汚れ、時間の経過による汚れの蓄積、酸化などから通常のクリーニングではほぼ落ちません。
放って置くと生地そのものの色まで失くなってしまいます。
早く処置しなくてはいけません。
ですので、病気に例えると入院が必要なところですね。
しかしながら…
この素材の色は、強いアルカリ薬品、漂白剤などを使用すると簡単に生地の色が薄くなってしまいます。そこを考慮して慎重に、皮脂汚れ、黄ばみの漂白などを丁寧に手術を進めていきます。
すると↓
このように、違和感なく綺麗に復元できます。
並べて見るとその違いは一目瞭然です。
これから初夏に向け、また着用の機会も増えていきます。
綺麗なジャケットでお出かけしていきたいですよね!
そんな時、信越長染会加盟店に、綺麗にするお手伝いをさせていただけたらと思います。
ぜひご利用ください。
投稿者プロフィール

- 新潟県村上市で昭和45年から創業。丁寧な仕事を心がけ営業し現在に至る。 お客様の衣類のお悩みには誠意を持ってお応えします。 洗い、染み抜きには特に力を入れ、本当に綺麗なクリーニングを目指し、更なる技術向上のため日々努力をさせて頂いてます。 この他、レザー衣料・靴・カバンなどの革製品のクリーニング・メンテナンスも取り扱っております。
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