ヘアリキッドによる色移りのシミ抜き

「何とかしてくれると思って持って来たんだけど…どうにかなる？」

どこかで当店の話を聞いて品物をお持ちいただきました。
車の中にヘアリキッドを置いておいたら、いつの間にか蓋が緩んでいて、一緒に置いてあったチノパンにいろんな色が付いてしまったようです。

何の色が移ってしまったのか情報を得るために、シミを観察してお客さまに確認していきます。
「車のシートって…」
「ポケットの裏にも色が付いていますね。もしかして…」

＜シミ抜き　前＞

＜シミ抜き　後＞

これでまた気持ちよく身に着けていただけます。

今回一番の救いは、チノパンを何もしないでお持ちいただいたこと。
シミが付いてしまった場合、お客さま自身でどうにかしようとすることが多々あります。
でも、そうしてしまうことにより、シミが取れにくくなってしまったり、生地を傷めてしまうことがあります。
できれば、手をかけずにそのまま信越長染会のお店へお持ちください。

お困りのことがありましたら、お気軽に信越長染会のお店へご相談ください。

投稿者プロフィール

（資）幸村クリーニング店幸村康弘: 長野県の山の中にある当店ですが、北は北海道から南は沖縄県、もちろん東京や大阪からもシミ抜きの依頼を受けています。汗で脱色したルイジボレリのネクタイ、赤ワインをこぼしてしまったD＆Gの麻のジャケット、カビてしまったかけがえのない横断幕等々。帽子やキャップのエキスパートリメイクの対応は、累計で１００点を超えてお客さまに喜んでいただいています。