変色してしまったダウンジャケットの色修復

信越長染会のブログをご覧いただきありがとうございます。

ダウンジャケットのフードの内側が緑色っぽく変色を起こしています。

原因は汗や皮脂汚れなどもあると思いますが、石油ファンヒーターなどの燃焼ガスの影響もありそうです。

石油ファンヒーターやガスコンロ、車の排気ガスなどの燃焼ガス(酸化窒素ガスや亜硫酸ガス)が衣類に吸着する事で衣類の染色が徐々に壊されていき変色を起こしてしまう事があります。

この現象は『ガス退色』や『ガス焼け』と呼ばれています。

ガスは水分に吸着されやすい性質がある為、衣類が湿気を含んでいる状態だと更にリスクが高くなります。

ですので、保管の際は燃焼ガスや湿気が篭らないようにこまめにクローゼットの換気をしたり、除湿剤などを活用して衣類を変色のリスクから守ってあげてくださいね。

今回はクリーニングで汚れをしっかり落としてから変色してしまっている部分を染色して元の色に復元しました。

あきらめていたシミや変色、日焼けによる色褪せなども直る可能性は十分にありますので、お困りのことがございましたら『信越長染会』加盟店へお気軽にお問い合わせください。

高村クリーニング高村保孝: 新潟県魚沼市でクリーニング店を営んでおります。
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